2013年1月18日金曜日

石屋さんの職人技

今朝はとびきり冷え込みましたが、
日差しがあったかくて良いお天気。
 
今日着手した石貼り工事をご紹介します。
 
今回貼るのは門から玄関までのアプローチ。
枠で囲った中に先週下地コンクリートを打ち、
その上に乱形自然石を貼って仕上げます。
いわゆる、石の乱張り舗装です。
アプローチ全体


 
作業していただくのはこの道30年の石職人さん。
モルタルをこねて、玄関側から石を1枚ずつ貼っていきます。
 

ここで大事なのは、その場所に合いそうな形の石を材料の山から
すっと選び出すこと、そしてはみ出る部分に赤鉛筆でさっと線を引き、
石専用の小さな金槌でコンコンっと砕き落として形を整えること。
 
見ているといとも簡単に、流れるように進んでいくのですが、
これは熟練した石屋さんでないとできない手技です。
 


石はただパズルのように並べればよいというものではありません。

伝統的に、こうしてはならないとされるタブーがいくつかあり、
代表的なのは目地が十字に交差する「四ツ目地」、
目地が石3個以上にわたって続く「通し目地」など。
それらのタブーを避けることで、結果としていかにも人工的でなく、
自然な雰囲気をかもしだす風景ができあがるように
代々受け継がれてきた教えなのだと思います。

は角を微妙に落として、やや丸みを帯びさせることでやさしい印象になります






職人さん曰く、
「とにかく石だけやってきたんで世間知らずなんだよねー。」とのことでしたが、
石だけ30年やってこられたことが格好いいと思います。
 
職人技によってただの材料が景色の中で美しく生かされるのを
目の当たりにするのは、実に贅沢なひとときです。

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